ひょうたんグループ提供
  介護予防と映画の集い
2015.10.31

開演前の会場
2015年10月31日、日立市民会館にて「介護予防と映画の集い」が催された。 2006年から毎年行われているこのイベント。 介護予防の勉強になって、無料で映画が見られるとあって、多くの聴衆が会場を訪れていた。

笑み筋体操
プログラム1
本年度の講演は林啓子先生(医学博士、(株)らふえる代表取締役、元筑波大学教授)による「笑って元気に生活しよう!」であった。 笑いの生理的メカニズムをわかりやすく説明し、笑いを健康維持や介護予防につなげる方策が提案された。 会場は大笑いにつつまれ、林先生の考案された「笑み筋体操」を実践しながら「笑いは副作用のない薬」であることを実体験した。


シルバーリハビリ体操
プログラム2
日立市シルバーリハビリ体操指導士会によるシルバーリハビリ体操も介護予防の一環として行われた。 いつでもどこでもひとりでもできる体操がいくつも紹介されていた。 市内のあちこちで日常的に指導を受けられるということで、健康寿命をのばすよいきっかけとして利用するひとが増えるといいと思われた。

映画
プログラム3
映画は「愛を積むひと」が上映された。第二の人生を北海道ですごす決意をした夫婦。妻の願いで、石垣の石を積む夫。妻亡き後、次々に見つかる妻からの手紙。 そして亡き妻を介して出会った人々や疎遠になっていた娘とのかかわり。 美瑛の美しい自然の中で、すがすがしい余韻と感動をとどける作品であった。

会場入口
日立市の主催するイベントで、これだけ多くの観客を動員するものがあるのは非常によい傾向だ。 観客は高齢者が多かったが、みな生き生きとした表情で会場をあとにしていた。 誰もが迎える「老い」の現実。介護保険などの知識。介護予防の実践など、わかりやすく ためになる形で、普及させようというこの集いに、今後も多くの人が参加されることを願いたいと思った。


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