ひょうたんグループ提供(日立市)
 日本の伝統
ひょっとこ
2016年1月
  みなさんは「ひょっとこ」を知っていますか? 火吹き竹で火を吹くときのように口を尖らせ、こっけいな顔をした、男のお面です。 またそのお面をつけた神楽の道化役のことをひょっとこと呼びます。
ひょっとこは「火男」の音が変化したものだと言われています。 東北地方(宮城、岩手南部)ではひょっとこ面をかまどの上にかけて魔よけとします。 火たき男をかまどの神様にするという意味合いがあります。
現代のひょっとこの祖形ができたのは室町時代だといわれ、江戸時代に一般化しました。 ひょっとこは「おかめ」とともに神楽の道化役を演じます。口を尖らせた様子から「潮吹き」とも言われます。
狂言にも同様な面が用いられています。 ひょっとこの面は馬鹿面とも呼ばれ、その踊りを馬鹿踊りと呼ぶことがあります。 種まきや魚釣りの舞で聴衆を楽しませます。

  みなさんもひょっとこを見る機会があったら、ぜひ笑って幸せな気持ちになってください。

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