「ひょうたん」グループ提供 日立市
縁 起 物

サル      (猿)
 

 皆さんは「サル」についてどのようなイメージをお持ちですか?赤い顔、赤いお尻、人間によく似た動物? 昔から、インドやアフリカでは、サルは神聖なもの、中国では神秘な存在とみなされています。そして、動作、姿が人に似ているため、昔話や伝説の主人公としても登場しました。日本でも、昔からサルは神の使者と信じられています。そして、「サル」と「去る」の語呂合わせから、災いを取り去るという縁起物として知られています。また、サルは馬を病気から守る動物として信じられ、室町時代(1392〜1573)にはサルを馬屋(厩)で飼う習慣があったそうです。有名な日光の東照宮には、神馬(白馬)の馬屋があります。その出入口の上方の欄間にもサルの彫刻があり、中でも三猿(さんさる)はよく知られています。(写真)この彫刻は「見ざる」「聞かざる」「言わざる」の三態を現し、世渡りの大切なポイントを暗示したといわれる傑作といわれています。これも「サル」の語呂から「〜ざる」と言ったしゃれた言い回しをしています。
 皆さんは動物園に行ったとき、まずどの動物を見ますか?パンダ、ゾウ、それとも何か珍しい動物を見ますか?ではどの動物を一番長く見ていますか?きっと多くの人がさる山で遊んでいるサル達と答えるでしょう。無邪気に遊んでいる子ザルのしぐさ、母ザルが子ザルを面倒見ている姿、山の上でボスザルが悠然と座って睨みをきかしている様子など、表情やしぐさが変化に富んでいます。
 ところで、日立市のかみね動物園のサル山に、右手の甲と左手の指先が白いサルがいるのをご存知でしょうか?(写真)昔から白い手のサルは非常にめずらしく、めでたいサルとして崇められているそうです。このサルは、3年前にこのサル山で生れた14頭の中の1頭で、動物園では、何かめだたいことをもたらしてくれるのではないかと期待しているそうです。このサルは、サル山で元気に走り回っています。サル山中央の鎖場付近で遊んでいることが多いのですぐに見分けが出来ます。
 

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